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「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」は4月28日発売です

 すでに「小説家」である自分が「小説家になろう」になぜ投稿しようと思ったのか。

 なんて書くと上から目線も甚だしいのですが、実のところ心理的な抵抗はさほどありませんでした。理由は2つあって、1つ目は「小説家になろう」というWebサービス自体がアマチュア向けではまったくないからです。

>「小説家になろう」は、小説を読みたい方・アマチュア作家・オンライン作家・小説サイトを管理の方・プロ作家・出版社・小説業界の方までみんなのための小説サイトです。

「小説家になろう(なろう)について」 https://syosetu.com/site/about/

 もう1つは自分自身、いまだにペーペーであると感じていて、「まあな、俺はプロだからなー」なんていう実感がまったくないからだと思います。これで30何冊目か忘れましたが、それくらい本を出版していてもプロという感じがしません。小心者なんですかねぇ……。
(プロフェッショナルであろうとは思っていますが、いわゆる「職業作家」ではないからかもしれない)


 さて、「小説家になろう」に投稿するメリットは、なんと言っても「好き勝手に書ける」というのがイの一番に来るでしょう。誰の許可を得る必要もなく! ただ自分の好きなように書いていい! ああ……なんて甘美な楽園。
「プロットを起こして」「編集者と打ち合わせして」「編集会議を通して」「初稿を書く」という一連の流れがこの10年ほど身に染みついていたので、やはり「好き勝手に書ける」というのは気が楽ですね。
 一応補足しておきますが、上記の「よくあるプロ作家の一連の流れ」はプロフェッショナルな意識を養う上では非常に重要だと思っています。

 第2のメリットは「とにかく読者が多い」こと。なんの後ろ盾なく、ぽん、と作品を投稿しても、1日に数十人の人が読んでくれたというのは驚きでした。投稿の最初は、違う筆名でしたので、作家名などのネームバリュー(んなもんありゃしませんが)などもなく、純粋に読んでくれたのでしょうね。
 読み手が「よい」と思えば「ブックマーク」がつき、ランキングに顔を出し、もっと多くの人に読んでもらえます。おかげさまで今作「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」は多くの人に読んでいただき、今時点でブックマーク数3万、日々のアクセス数も2万〜3万人という感じで推移しています。総PVで3,000万目前とかどういうことなの……。

 私自身ここまで多くの人に読んでいただけるとは思わなかった「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」ですが、連載開始10日くらいから書籍化のオファーがきはじめました。日ごとのランキングで1位を取ったのが大きかったんでしょうか。最終的には、8社様にお声がけいただきました。
 お声がけくださったほとんどの方には直接お会いして、お話をうかがいました。もちろん、1社以外は断ることになってしまうのですが、お断りした方の中には自身の利益にもならないのに、その後も作品や投稿に関するアドバイスをくださったりして、今回はご縁がなかったものの次回なにかあればいっしょに仕事してみたいなとも思いました。ほんとうにありがとうございます。

 最終的にはヒーロー文庫に出版をお願いしました。理由は明快でした。この「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」の主人公ヒカルは15歳で、最初から中高生に読んで欲しいと思っていたので「文庫」で出したかったんですね。異世界に行ってモンスターを倒してお金を稼いで生活するとか……中学生のときにいちばん妄想してたぜ……。
 ヒーロー文庫の600円台という価格設定はすごく良かったです。中高生に届け、この本。

 第2の理由はWeb版「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」はプロットを構築しながら、勢いで書き進めているので「書籍で出すときにはがっつり改稿したい」という思いがありました。ヒーロー文庫の編集氏は「改稿しましょう。そのために編集者がいるんです」とはっきり言ってくださり、またその指摘も素直にうなずけるところが多く、改稿やりやすそうだなぁと思えました。

 しかしまぁ、大変でした……。
 Web版は2日に1回更新(4000字程度)ペースを落としたくなかったのでそれを維持しつつ、書籍用の改稿・校正にキャラクター仕様のまとめ作業、同時連載している「異世界釣り暮らし」もWeb版を週に1回更新(文字数同)していくという。さらには「続刊も」ということなので完全書き下ろしストーリーの「察知されない最強職2」初稿(13万字)を仕上げる。
 終わってみれば、どれもいい出来で仕上がっているなぁと自画自賛しています。時間がなくて苦しい時期もありましたがそれを乗り越えて作家としての地力も成長していくのかなと。

 小説を書くという作業は不思議なもので、書けば書くほど「書けないもの」が見えてくるような気がします。このブログの記事も「あぁぁぁあああああ書きたかったことはそれだけじゃねぇ、それだけじゃねぇんだけどよおぉおぉおお」と艱難辛苦を経て綴っております。ままならぬものじゃ……。

 話が逸れました。
 ともあれ「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」はイラストもすばらしい出来で、表紙を見た瞬間「勝ったな」と正直思いました(一体お前は誰と戦っているんだ)。八城先生には感謝してもしきれませんし、足を向けて寝られません。お住まいがどちらかわからないために直立不動で就寝する毎日です。
 Web版の連載開始が昨年5月だったので、大体この1年の労力を注いできた「察知されない最強職(ルール・ブレイカー)」。ようやく出るよぉ〜……と私の身も心もゲル化しそうではありますが、続刊含めてまだまだがんばりたいと思います。もちろん、Web版も続けますよ!

 書店でお見かけの際は、是非。

察知されない最強職
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